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第76話 高校最後の試合には負けたけれど…

 

小学校からずっとバドミントンを続けてきた俺は中学も部活、高校に入っても部活に打ち込む日々を過ごしていました。

 

そんな俺にも1年の時からクラスが一緒で、今は席が隣の加奈にずっと片思いをしていました。でも付き合ったことも告白したことすらない俺は、ずっと想いを伝えることができずにいました。隣の席なので普段は普通にみんなとワイワイ話すのですが、どうしても告白することだけはできませんでした。

 

でも、もう3年生で今度の大会で負ければ部活も引退になり、それから半年もすると卒業して加奈にも会えなくなります。

 

今度の高校生活最後の試合は『どうしても加奈に見に来てほしい…』そう思った俺は勇気を出して加奈に「今週末の俺の高校最後のバドミントン試合見に来てほしいんだ」と伝えました。どんな返事が返ってくるか心配でしたが、加奈は『うん、見に行くから頑張ってね。』と言ってくれました。

 

返事をもらった時から当日が来るまで、すごく長くて待ち遠しい時間でした。

 

そして当日を迎え、いつ来るのか気になって待っていました。その間に2回戦まで試合が終わり、加奈が来るまで頑張ろうと勝ち進んでいました。そして3回戦の試合のコールを待っていると、いつもとは違うショートパンツの私服姿で加奈は試合を見に来てくれました。俺は『見に来てくれてありがとう。これから3回戦の試合だから頑張るね。』と声をかけたところでちょうど試合のコールがあり、俺はコートに向かいました。

 

今度の相手は前回大会準優勝のシード選手。前回大会も対戦していましたが、俺はファイナルゲームで惜しくも敗れていました。

 

試合が始まり、今回もファイナルゲームまでもつれました。迎えたファイナルゲーム、俺は加奈に良いところを見せようとコートの中で必死にシャトルに食らいつきましたが、2点追いつかず3回戦敗退。俺の高校でのバドミントン生活が終わりました。

 

この試合の始まる前、俺は心に決めていたことがありました。

この3回戦の試合に勝つことができたら加奈に想いを伝えようと。でも、結果は敗退。自分の中で2つの悔しい気持ちが交錯していました。試合後、俺が『誘っておいて、勝てるとこ見せられなくてごめん。』と言いました。

 

すると、加奈の口から思いもよらない言葉を言われました。

 

「そんなことないよ。颯くんのコートの中での真剣な顔、そして必死にシャトル追いかける姿、すごくカッコよかったよ。私は颯くんのそういうところ大好き。そして試合見に来てって誘ってくれてありがとう。うれしかった。ずっと颯くんが好きだったから」と告白されました。俺も『俺もずっと加奈が好きだったんだ。ありがとう。』と言いました。

 

そして、この日から加奈と付き合い始め、ずっと離れたくないと約束して地元の同じ大学に通いました。

 

卒業後二人とも地元の企業に就職し、そして来年の春、二人は結婚します。幸せです。

 

 

第76話の恋バナはクラウドワークスから投稿していただきました!

 

ありがとうございました!

 

 

『ちょっとエッチな恋バナ』

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